美容皮膚科について

当院では、米ルミナス社のStellar M22を使用したフォトフェイシャルの治療を行っています。
当治療はWEBより予約可能ですが、初回の方は事前の診察・前処置の説明が必要となりますので、まずは通常診察枠で受診ください。

フォトフェイシャルについて

肌の悩みは、光で洗う。新星・フォトフェイシャル。

フォトフェイシャルとは光治療と呼ばれる美肌治療の一種です。IPL(Intense Pulsed Light)というマイルドな光を顔全体に照射し、様々な肌トラブルを改善していく治療です。しみ・そばかすの原因となるメラニン色素に作用し、改善するとともに、真皮層にも働きかけることでコラーゲンを増生し、肌のキメや質感を整えます。透明感がアップし、ハリのある素肌がよみがえります。レーザーとは異なるマイルドな光治療のため、痛みが少なく、施術時間は10分~20分、直後からメイクも可能でダウンタイムもないため、気軽に受けることができる美肌治療です。

このフォトフェイシャルという名称は、米ルミナス社のIPL治療器を用いた治療の施術名として商標登録されており、同社の機器を用いて治療を行った時のみ、フォトフェイシャルと呼ぶことができます。

レーザー治療との違いについて

シミなどの治療というと、通常レーザー治療が代表的ですが、レーザー治療の場合、単一の波長でピンポイントに照射することになります。波長が短ければ皮膚の表面に、長ければ皮膚の深層に作用します。しかし、シミやそばかす、ニキビ跡などの肌トラブルは、それぞれ発生する深さが違うため、単一の波長では、トータルな改善は望めません。それに対して、M22のIPLの光は、その波長が560㎚~1,200㎚と帯のように幅広くなっているため、複数の肌の悩みに同時にアプローチすることが可能になっています。

またレーザーはパワーが強いため、施術後にテープによる保護する必要があったり、かさぶたができたりと、ある程度のダウンタイムが生じました。また強い炎症を起こす可能性があったり、色素沈着のリスクもあったりしましたが、IPLによる治療は、範囲の広いシミや、くすみ、ハリ感の改善において、ダウンタイムも軽減しつつ、肌全体の改善をしたいという方に適応するものとなっています。

Stellar M22の特徴について

当院ではルミナス社製のIPL最新機種Stellar M22を導入し、フォトフェイシャルを提供致します。Stellar M22には、6種類の波長フィルターが搭載されており、肌内部に届く深さがそれぞれ異なります。表層に働きかける波長でシミやそばかすの改善、真皮層に働きかける波長でハリ感の改善など、一人ひとりの肌悩みに応じて波長フィルターを選択します。また、Stellar M22の光は、シミやそばかすの原因である黒色のメラニン色素だけでなく、赤ら顔の原因である赤色のヘモグロビンにも吸収され、その組織にダメージを与え、症状を改善していくことが期待できます。またこれまで改善が難しかった、薄いシミに対しても、効果を発揮するとされています。当院では、医師が患者さん一人ひとりの肌状態を診断し、最適な治療を行います。

期待できる効果は以下のようなものです。

  • くすみやそばかすの改善
  • お肌の美白効果や透明感のアップ
  • 毛穴の開きや、たるみ毛穴の縮小
  • 赤みや色素沈着等ニキビ跡の改善
  • 小じわの改善
  • ハリ感の改善
  • 赤ら顔、毛細血管拡張症の改善

フォトフェイシャルのメカニズム

Stellar M22の光が、肌トラブルの原因となっているターゲット(メラニンや毛細血管)に当たると、光のエネルギーがターゲットに吸収され、熱に変わり、ターゲットにダメージを与えます。Stellar M22 IPLの光はターゲットのみに反応するため、素肌を傷つけることなく、トラブル部分のみに働きかけます。また、赤外線領域の光も含まれているため、繊維芽細胞が活性化され、内側から美しい肌がつくりあげられます。

Stellar M22の施術の流れ

  1. 洗顔

    メイクを落とします。
  2. 冷却ジェルを塗布

    肌を保護するため、冷却ジェルを塗布します。
  3. IPL照射

    照射は顔全体で約15分程度、輪ゴムで弾かれたような感覚があります。
  4. 直後からメイクも可能

    ダウンタイムがないため、メイクをして帰宅できます。

フォトフェイシャルのメリットについて

肌の悩みに応じてフィルターを選択できるので、効率的に治療することが可能で、様々な肌の悩みの改善が期待できます。また治療に際しての痛みは少なく、施術時間も短くなっています。ダウンタイムはほとんどなく、あっても軽い赤み程度ですので、すぐにメイクすることも可能で、周囲に気づかれたくないという方でも、続けやすい治療法となっています。

フォトフェイシャルのデメリット(副作用など)について

稀ではありますが何らかの副作用が見られた場合、その部位が完全に治癒するまで施術は中止してください。施術中若しくは後に起こりうる可能性のある最も一般的な副作用は次のとおりです。

  • パルス照射時、ゴムではじかれるような痛みや、ひりひりした痛みなどの不快感を覚えることがあります。
  • 肌の状態によっては、かさぶた、若しくは水ぶくれ等ができ、治るまで5日から10日程度かかる場合があります。
  • 施術部位に痒みや毛包周囲に赤みが出現する場合があります。その部位を十分に冷やすことで軽減できる場合もありますが、症状が持続する場合もあります。
  • 治療部位に色素沈着及び色素脱失の変化がおこることがあります。通常3ヶ月から6ヶ月で薄くなりますが、稀に色素変化が恒久的な場合もあります。
  • 肥厚性瘢痕のような瘢痕が起こる可能性が僅かにあります。瘢痕が起こる可能性を少なくするには、治療後の指示全てに注意深く従うことが重要です。
  • 治療直後、特に鼻と頬の皮膚が一時的に腫れることがあります。通常の腫れは数時間でひき、長くても7日程でひきます。
  • 治療部位もしくはその周辺の皮膚が虚弱になることがあります。表皮剥離の可能性があるので治療部位を強くこすらないようにしてください。
  • 青紫色の挫傷(紫斑)が5日から15日程治療部位に現れることがあります。薄くなるに従って、さびのような茶色い変色がみられることもありますが、これも1ヶ月から3ヶ月で薄くなります。
  • シミによっては取り切れない場合もあります。
  • 肝斑については効果が期待できなかったり、悪化したりする場合があります。

フォトフェイシャルに使用するStellar M22ではレーザーよりも肌へのダメージが少ない光を照射しているため、1回の治療だけでは効果が得られない場合もあります。また一度消えたシミが、数年後、再発するといったケースもあります。これは、シミの素となる部分が肌の奥深くに残っている、紫外線を浴びることによって新たなシミができた、といったことが原因として考えられます。

治療回数について

フォトフェイシャル協会の調べでは、フォトフェイシャルの治療を受けた多くの人が1回の治療で何かしらの効果を実感し、治療回数3回目で約7割の人が、5回になると約9割の人が結果に満足していると回答しています。フォトフェイシャルは治療を継続することで、効果が実感できる治療といえるでしょう。初回の施術から5回程度は、肌のターンオーバー周期に合わせて3~4週間に1度の間隔で、その後は3〜6か月に1回程度のメンテナンス治療を続けていくことが推奨されています。

フォトフェイシャルの料金について

顔全体
(2pass:2種類のフィルター)
1回 33,000円(税込)
(当院で初回の方限定
 28,000円(税込))
5回コース 132,000円(税込)
(1回分が無料となります。)
10回コース 231,000円(税込)
(3回分が無料となります。)
  • スポット照射、頬部のみの照射に関しては応相談。
  • 当治療は自由診療となります。
フォトフェイシャルロゴ画像

当院はフォトフェイシャル協会加盟クリニックです。
フォトフェイシャル®はフォトフェイシャル協会加盟医療機関のみが行える医療行為です。